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なぜ「質問」が効果的なのか



僕はコンサルティングを生業として活動しています。肩書きは「質問家」。

質問を活用したコンサルティングや社員研修が主な仕事内容です。


一般的にコンサルティングと言うと、「課題解決のための答えを教えてくれる」「必要なアドバイスをしてくれる」というイメージがあると思います。


でも僕のスタイルは「何も教えない」。「質問」をするだけ。


それだけでお金をもらえるの?と聞かれたこともあるのですが、ちゃんといただいています。もちろんお客さんにとってこの質問型コンサルに価値がなければ、そもそも契約してもらえないのでしょうけど、価格以上の価値を提供できていると自信を持っているので堂々と対価をいただいています。


ではその価値とは何か。少し説明させていただきます。


今は変化の激しい時代。昨日までの正解は明日には通用しないかもしれない激動の時代です。もはや一つの課題に対しての唯一の正解というものは存在しないかもしれません。


それは多様性が認められた時代とも言えそうです。一人一人違う答えを持っていてもいいんじゃない?という考え方ですね。


そんな時代に「〇〇をやるといいよ。」とか「いま、旬の〇〇をやらなきゃ」といったようなアドバイスは、あなたにとっての正解ではないのかもしれないのです。正解は人から教えてもらうものではなく、自分で作るもの、というのが僕の持論です。


なので僕は流行り廃りのあるような、そんなアドバイスはしません。というか出来ないのです。あなたが納得しない借り物の知識を勧めても、きっとやらないでしょうし、やったとしても長続きしないでしょう。それではコンサルの意味がありません。


だから僕は質問します。「〇〇の課題を解決するにはどうしたらいいと思う?」「もしあなたがお客さんの立場ならどう感じる?」「いま、出来ることは何?」と言った具合で問いかけます。


質問された人は、自分だけの答えを探します。作ります。そして納得のいく自分だけの正解を見つけたとき、驚くほどの行動力でそれを実践します。


これが僕が提供できる価値です。


企業が抱える課題は様々です。置かれた環境も違うし、そもそも目指すゴールも違います。その状況で普遍的に通用する答えを見つけるのはかなり難しいですよね。


それぞれの立場に置かれた張本人が自分で考えて自分だけの答えを創り出すことが、課題解決の一番の近道だと信じて、僕は今日も企業に出向いて問いかけています。


皆さんも、自分だけの正解を見つけてみませんか?

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