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すれ違うコミュニケーション
企業活動をしていく上で、コミュニケーションはとても大事ですよね。上司・部下の関係はもちろん、顧客、取引先、様々な場面でコミュニケーションがあって、私達は社会という構造の中で生活をしています。
とても大事。
だからこそ、うまくいかないと問題が起きる。
例えば、上司と部下のコミュニケーションが円滑じゃない場合。
<よくある上司の声>
■指示をしないと部下が動かない。
■指示をしても思い通りに動いてくれない。
■自分で考えて行動してほしいが、なかなか主体的に動いてくれない。
■部下が本音を打ち明けてくれない。
■気が付いたら辞めていた。
一方でこんな声も。
<部下の気持ち>
■上司が頭ごなしに指示命令を出す。
■こちらの意見を聞いてくれない。
■意見を言ってもすぐ否定される。
■「考えろ!」と言われるけど、具体的に何を考えればいいのか分からない。
■上司の指示命令はあいまいな割に、成果物を見せると「違う」と怒られる
思い当たる節はありませんか?
一つの組織の中で、同じベクトルに向かってお互い努力しているはずですが、どうもすれ違ってしまうことってありませんか?一生懸命仕事に打ち込んでいる人ほど、このすれ違いは苦しいものかもしれませんね。
問いを使えばコミュニケーションはスムーズに
ハーバード大学のザルトマン教授によると、人は認識しているものの95%は言葉に出来ていないそうです。
「考えろ!」と言っている本人が、「何を考えるべきか」ちゃんと言葉に出来ていないケースが往々にしてあると思います。そこですれ違いが生まれます。
ではどうするべきか。
私達は、質問を使うことで、相手に考えてもらうことをオススメしています。
人は質問されると自動的に考える動物です。
例えば、「昨日の夕飯は何ですか?」と全然脈絡のない質問でも「そういえば、何食べたっけな」と考えませんか?
このように人は質問されると考える習性があります。
適切な問いを立ててあげれば、部下もちゃんと考えてくれます。そして考えた上で行動に移してくれます。なので私達は、適切な問いとは何か、そして問いかける側に必要な心構えとは何か、一緒に考えるお手伝いをしています。
問いのチカラ
ところで、質問されると人間の頭の中では何が起こっているでしょうか。
■モヤモヤしていたものが整理されていく。
■抽象的だった事柄が言語化される。
■無意識レベルにあったものが意識化され、引き出される。
■新たな気付きを得られ、視点の変化が生まれる。
正解のない今の時代には、自分達で考えて自分達の正解を創り出さなければいけません。人から無理やり指示されたものはやる気にならないけど、自分で出した答えには、積極的に働きかけられるのも人間です。
そんな問いのチカラを使って、世の中のコミュニケーションのすれ違いを無くしていきたいと私は思います。
問いのチカラは、思った以上に強力です。人を何倍にも成長させてくれるのを、私達は目の当たりにしてきました。
ぜひ質問を活用して、日頃のコミュニケーションを風通しのいいものにして、強い組織を創っていきませんか?
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